一度きりの大学生活、一度きりの人生、自転車競技に打ち込んでみませんか?ほかの運動会と違うのは部員のほとんどは大学から自転車を始めていること。2年生や3年生から入ってくる人もおり、みな初心者。効率的で合理的な練習により、学業との両立も無理なく可能です。
▶自転車競技って?
自転車競技は日本では聞きなれないスポーツですが、実は本場ヨーロッパではサッカーと同等に人気があります。 近年、日本にも浸透しつつあり、ヨーロッパのプロチームで活躍する選手も増えています。
当部では、大きく分けてロードとトラック2つの分野で活動しています。
▷ロードレース
ロードレースは公道を閉鎖して行う比較的長距離のレースです。20kmほどのものから180kmに及ぶものまであり、レースごとに平地や登りが組み込まれた様々なコースが設定されます。地形に応じて選手の得手不得手があったり(平地は大きな選手が、登りは小柄な選手が得意なことが多い)、風、それぞれのチームの戦略など、様々な要素がレースの行方を左右します。単なる体力勝負ではない、考えて走ることが要求されるスポーツです。
▷トラックレース
変速ギアのないピストと呼ばれる自転車を使って、競輪場のような専用の競技場で行われるレースです。純粋にタイムを競うタイムトライアルから、周回ごとの着順によるポイントを競うポイントレース、ケイリンなど非常に多くの種目があります。共通して高いパワーと瞬発力が求められ、持てる力を出し尽くす爽快感、スピード感はトラックレースでしか味わえません。
▶戦績
2009年 全日本学生個人タイムトライアル 優勝
全日本大学対抗選手権自転車競技大会(インカレロード) 優勝
平成21年度東京大学総長賞
2010年 全日本学生選手権チームタイムトライアル 2位
全日本学生個人タイムトライアル 優勝
全日本大学対抗選手権自転車競技大会(インカレロード) 2位
日本学生自転車競技連盟RCSランキング年間1位
2011年 全日本学生個人タイムトライアル 3位
2012年 全日本学生個人タイムトライアル 優勝
2013年 全日本学生選手権個人ロードレース 10位
2014年 全日本大学対抗選手権自転車競技大会(インカレロード) 4位
全日本選手権タイムトライアルU23 6位
2015年 全日本学生個人タイムトライアル 3位
全日本学生選手権個人ロードレース大会 優勝
日本学生自転車競技連盟 ロード選手権ランキング 1位
日本学生自転車競技連盟 チームロードランキング 5位
ツール・ド・北海道2015 チーム順位17位
平成27年度東京大学総長大賞
2016年 東京大学運動会奨励賞受賞
2020年 東京大学運動会奨励賞受賞
2022年 全日本学生選手権チームタイムトライアル 優勝
全日本学生選手権個人タイムトライアル 8位
全日本学生選手権個人ロードレース 8位
全日本大学対抗選手権自転車競技大会(インカレ) ロードレース 4位
ツール・ド・北海道 出場
6度の全国制覇を達成し、UCI(国際自転車競技連合)公認のレースにも出場。毎年全日本選手権への出場資格を手にする選手もおり、スポーツ推薦のある強豪校を凌駕する結果を残しています。
その他の大会でも多く優勝、入賞しており、東京大学総長賞を2度受賞するなど、東大の運動部の中でもトップクラスの成績です。
▶初心者でも大丈夫?
高校で競技経験のあった部員はいません。大学から始めても、このチームなら強くなれます。
また、自転車やその他の必要機材はしばらく貸し出しが可能です。
▶練習
部員が集合しての練習は主に週末に行われ、平日は各自で自主練となります。週末には奥多摩などへ長距離の練習に行ったり、自転車競技場でトラックの練習を行ったりします。平日の自主練は家で1時間ほどの室内練習(ローラー)や筋トレを行ったり、自主的に部員同士が集まって練習に行くこともあります。詳しくはここをどうぞ→東京大学自転車部競技班の練習日記
スタッフは基本的には合宿を除く練習には同行しません。月2回から参加が可能です。詳細はこのページ下の連絡先からお尋ねください。
▶未経験でも強くなれる理由
経験にも、時間にも恵まれているわけではない東大の選手が、なぜ全国の舞台で戦えるのか。
その答えは、日本屈指のコーチ陣、その指導の下行われる科学に基づいた効率的なトレーニングメソッドと、練習目的の深い理解にあります。
また、当部のスタッフによるバックアップ体制は日本の大学自転車競技界でも屈指。差を埋めるため、積み重ねられてきた経験と工夫によって、努力が結果に結びついてゆきます。
▶年間の流れと主な試合
- 4月 新歓ラン
- 5月 新歓合宿、修善寺ロードレース
- 6月 個人タイムトライアル(1年生のデビュー戦)、チームタイムトライアル、個人ロードレース大会、全日本選手権
- 7月 白馬クリテリウム(試験期間後)
- 8月 夏合宿、全日本大学対抗自転車競技大会(インカレ)
- 9月 ツールド北海道
- 10月 全日本学生トラック新人戦
- 11月 東京六大学対抗トラック、東京六大学対抗ロード
- 2月 春合宿
- 3月 明治神宮外苑クリテリウム、春合宿
このほかも合わせ、年間を通じて12~20ほどの試合に出ます。
▶Q&Aコーナー
Q:自転車には興味がありますが、サイクリングと迷っています。競技って何がいいんですか?
A:自分の限界に挑み、つらい練習を乗り越えた達成感、勝利した時の喜びは、競技を通してしか味わうことはできません。そこで見た光景は、きっと一生忘れられない鮮烈なものになるはずです。また、競技班に入っていてもツーリング等はできますが、東大の名を背負ってレースに出場することが許されている団体は当部だけです。
Q:1年でも試合に出られますか?
A:基本的に出られます。ほとんどの試合が選手の実力ごとにカテゴリー分けされているため、それぞれの実力に見合ったクラスで戦うことができます。
Q:勉強やバイトとの両立はできますか?
A:平日は自分で時間を割り振れるため、勉強やバイトの両立はしやすいでしょう。また、土日の練習も意外と拘束時間は短めです(4~7時間くらい)。
Q:入部するのに何が必要ですか?
A:やる気です。必要な用具は新入生には一式を貸し出します。入部後、本格的に競技に取り組むようになれば自分専用のロードバイクやヘルメット・シューズなどの用具を揃える必要がありますが、選び方などは先輩がサポートしますので相談してください。
Q:女子部員も募集していますか?
A:しています。男子だけでなく女子選手も、全国優勝も夢ではありません。
Q:スタッフになりたいのですが。
A:大歓迎です。男女問わず募集中しています。自転車部競技班のスタッフには、ほかにはないやりがいがあるはずです。スタッフ募集ページもご覧ください。
Q:2年生からでも入れますか?
A:もちろんです。2,3年生だけでなく院生の方も募集しています。
▶連絡
分からないことがある方、新歓や新歓ランに参加したい、もしくは少しでも自転車競技に興味がある方は、東京大学自転車部競技班の練習日記のコメント欄、またはお問合わせフォームまでお気軽にご連絡ください。