第31回全日本学生選手権個人ロードレース大会

6月14日に長野県木曽郡木祖村にて行われました、第31回全日本学生選手権個人ロードレース大会の結果をご報告いたします。

(撮影:信州ふぉとふぉと館さま)

浦(工4):優勝!!
生駒(薬4):DNF
林(工3):DNF
秋山(教養2):DNF
和泉(農3):DNF
リザルト
浦のレースレポート


(撮影:信州ふぉとふぉと館さま)

奥木曽湖の周りの9kmのコースを20周し、最後に1kmの坂を上るというロードレース。
例年雨が降ることが多いこのレースですが、今年は天候に恵まれ、路面が完全に乾いた状態で行われました。

序盤から逃げをはかる選手が多く、これによってレース展開が作られました。
まず1周目、3人が逃げを形成します。これは4周目には吸収され、2人が再度アタックするもこの逃げも吸収。3周目、秋山は他選手との接触により集団から遅れ。6周目には集団が前後二つに分かれ、どちらも30~40人になるも再び合流します。
8周目、先頭で動きがあり、有力選手を多く含む19名の逃げが形成されます。浦はこのとき後方集団にいました。しかし後方集団内では、先頭に選手を送り込むことができなかった法政大の5名ほどの選手が集団を強力に牽引。これによって後方集団は逃げ集団と合流します。しかし林はこの動きにより足が攣り、レースを降りることとなってしまいました。
補給区間手前のカーブで落車が起こるものの、中切れができることなくレースは進みます。11周目、日本大の草場選手、鹿屋体育大の山本選手、法政大の島袋選手が逃げを打ちます。さらにその中から島袋選手がアタックして抜け出しますが、3名とも集団に吸収され、15周目の時点で逃げはいない状況に。生駒がいたグルペットは、12周目で降ろされてしまいました。
ここで浦が動きます。16周目、浦は京都産業大の須堯選手と二人で抜け出し、17周目には集団と50秒もの差がつきました。しかしこのとき、10~20名ほどの選手が集団から抜け出してこの二人逃げの追走を開始します。一方先頭では、須堯選手が遅れて浦は一人逃げに。周りからの声援も大きくなります。浦は逃げ続けるものの、19周めには鹿屋体育大の徳田選手、朝日大の秋田選手、日本体育大の小林選手、明治大の松本選手、中京大の小玉選手という有力選手の小集団が浦に5秒のところまで迫りました。
しかし浦は振り返ることなく踏み続け、下りのワインディング区間で勝負に出て後続に一気に差をつけます。最終周回完了、残りは坂1㎞のみとなった時点では、50秒もの差がついていました。
そして浦は、最後の坂を独走。後続は全く見えません。最後まで懸命に踏み続け、後続に30秒以上の差をつけてフィニッシュ。ついに浦が、学生の頂点に立ちました!

東京大学自転車部競技班としても、個人ロードレース大会での優勝は初という快挙です!
また、年々学連のレベルは上がっているとも言われる中、大学から自転車競技を始めた浦が優勝したことは非常に大きな成果です。
これで当部から全国制覇を成し遂げた選手は西薗OB、安井OBに続き3人目となりました。

今大会にあたり、スポンサーの皆様から多大なるご支援を頂きました。
練習メニューからご指導くださったBlue wych柿木様、Michelin pro4のみならずKASKのエアロヘルメットInfinityをご提供くださった日直商会様、本当にありがとうございました。また、多くのOBの皆様が応援し、祝福してくださいました。ありがとうございました。
どうぞこれからも東京大学自転車部競技班をよろしくお願いいたします。

次回は6月21日の第19回全日本選手権個人タイム・トライアル・ロード・レース大会に、浦が出場いたします。

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