ツール・ド・北海道2015

9月11-13日に北海道旭川市、名寄市、東川町、美瑛町、富良野市、鷹栖町、新十津川町、札幌市にわたって行われました、ツール・ド・北海道2015の結果をご報告いたします。

●一日目
浦(工4):68位 4:34’44” (+8’19”)
生駒(薬4):66位 4:34’44” (+8’19”)
林(工3):63位 4:34’44”(+8’19”)
秋山(教養2):82位 4:48’01”(+21’36”)
貫名(教養1):87位 4:54’”16(+27’51”)
一日目リザルト

●二日目
浦(工4):45位 4:28’26”(+11’04”)
生駒(薬4):44位 4:28’26”(+11’04”)
林(工3):75位 4:33’02”(+15’40”)
秋山(教養2):DNF
貫名(教養1):DNF
二日目リザルト

●三日目
浦(工4):19位 4:40’39”(+0”)
生駒(薬4):66位 4:46’44”(+6’05”)
林(工3):74位 4:46’55”(+6’16”)
三日目リザルト

*個人総合
浦(工4):57位 13:43’49”(+19’45”)
生駒(薬4):66位 13:49’54”(+25’50”)
林(工3):73位 13:54’41”(+30’37”)

*チーム総合
東京大学:17位 41:28’24”(+1:15’04”)
総合リザルト

今シーズンの集大成の舞台ともいえるツールド北海道2015。日本で大学チームが唯一出場できるUCIレースである今大会に、浦、生駒、林、秋山、貫名の5名が出場致しました。台風が接近する中、三日共に不安的な天候の中でのレースとなりました。

一日目は旭川市をスタートし東川町にゴールする、188kmのコースでレースが行われました。

開始直後に落車が発生。その影響を東大選手数名も受け、集団から一時的に遅れますが、問題なく復帰しました。その後は三名の選手による強力な逃げが決まったこともあり、集団は落ち着きます。中盤までは全選手問題なく集団内で走行しておりましたが、有力チームによる本格的な追走が始まった終盤、第二KOM手前で貫名が、その後のアップダウンで他四選手も集団から遅れます。しかしその後、浦、生駒、林が同一グルペットで、秋山、貫名も各自グルペットにて諦めずに走行し、見事ゴールまでたどり着きました。秋山、貫名はトップタイムから20分以上遅れていたものの、ステージ後半の台風による影響からタイムリミットが30分に延長され、全選手が本ステージを完走いたしました。

二日目、美瑛町をスタートし、また美瑛町まで戻ってくる162kmのコースにてレースが行われました。この日は十勝岳をはじめとして厳しい登りを多く含むコースプロフィールであり、かなり厳しい戦いが予想されました。

前日全員が完走を果たしたことにより、五選手そろってのスタートとなりました。
序盤からスプリントポイントまでは多数のコーナーや、逃げが決まらなかったことによる速いペースのレース展開により、東大選手にとっては厳しい状況となりました。このコーナー区間で林が落車。20km近くを独走し一度は集団に復帰するも、速いペースの集団からまた遅れてしまいます。しかし、ここで諦めずに再度集団を追走し、中盤に聳える最難関山岳である十勝岳を前に集団に復帰しました。その後は5名ともに集団内で落ち着いて走行するも、補給所で落車が発生。ここに秋山と貫名が巻き込まれてしまいます。秋山と貫名はここでの遅れから集団への復帰は叶わず、十勝岳頂上付近でDNFとなりました。また、序盤の追走で足を使っていた林は十勝岳序盤で集団から遅れるも、プロ選手も含まれる10名ほどの集団で、また浦、生駒も中盤で遅れるも同様プロ選手を多く含む30名近くの集団でゴールを目指し、フィニッシュ。見事三選手が最難関ステージを完走いたしました。

三日目は鷹栖街をスタートし札幌モエレ沼公園にゴールする200kmのコース。激しい雨が降り、気温の低い中レースが行われました。

前日までのレースを完走した浦、生駒、林の三選手がスタート地点につきました。序盤のKOMにて、逃げを作る動きから集団が活性化。生駒は集団にとどまるも浦、林は遅れてしまいます。しかし、二選手共に下りで落ち着いて集団へ復帰。その後は逃げができて落ち着いた集団内で三選手とも走行していました。しかしながら、強力な逃げとの大きく開いてしまったタイム差を詰めるために、終盤にかけて集団が一気にペースアップ、最終KOMにて生駒が遅れてしまいます。更にその後の下りで集団復帰を目指した追走中に落車、代車に乗り換えゴールを目指すも再度トラブルから落車、しかしながら諦めずにまた代車に跨りゴールを目指します。浦、林はKOMを集団内で乗り切るもラスト20km、上がり続ける集団のペースに耐えきれず林が集団からドロップ。そこからは同様に遅れた選手とグルペットを形成しました。落車からの追走を試みていた生駒はこのグルペットに合流します。浦はその後も集団内で耐え続けてゴール、本大会での東大チーム最上位となる19位にてフィニッシュいたしました。生駒、林もグルペットにて粘り続けゴールであるモエレ沼公園までたどり着き、東大史上初となる三名完走を果たしました!

この結果、東京大学はチーム順位17位/19位にてツールド北海道を終えました。三名完走により得られるチーム順位を残すことができたのは、東大史上初となる快挙です!

本大会参加にあたってサコッシュやボトル、またMichelin Pro4という素晴らしいタイヤをはじめとして様々な製品を提供していただきました日直商会様、Powergelを提供していただきましたパワースポーツ社様、また今大会に向けて指導いただきましたbluewych柿木克之様、孝之様には心より感謝申し上げます。
また、現地で熱い応援をいただきました小藤OB、恒松OB、宮崎OB、水田OB、また本大会に向けてご支援、ご応援頂きました数々の東京大学自転車部OBの方々に深く感謝いたします。ありがとうございました。
最後に、東京大学チームにこのような貴重な機会を与えて下さり、レースを開催して頂きました公益財団法人ツール・ド・北海道協会様に感謝申し上げます。

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スポンサーの皆さま、OBの皆さま、また当部を応援して下さる方々に支えていただくことなしには、この結果を収めることはできませんでした。重ね重ねにはなりますが、感謝申し上げます。
どうぞこれからも変わらぬご声援、ご支援のほどお願いいたします。

次回は10月4日に山梨県境川自転車競技場にて行われます、全日本学生自転車競技トラック新人戦・東日本大会に秋山、貫名、井上、大内、加藤、長岡、平山の7名が参加いたします。

【広報】浦、ロード・ランキング1位!/東大、チーム・ランキング5位!

平素より多大なるご声援を頂き、ありがとうございます。
今年度の日本学生自転車競技連盟でのランキングについて、当部よりご報告を致します。

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日本学生自転車競技連盟では、ロード選手権ランキングが実施されています。
これは全日本学生クリテリウム、全日本学生個人タイムトライアル、全日本学生個人ロードレース、全日本大学対抗選手権(インカレロードレース)の4大会での結果により決定される、個人のロードレース成績のランキングです。

本年度のこの4大会が終了したことにより、ランキングが確定いたしました。
当部主将の浦は全日本学生クリテリウムで4位、個人TTで3位、個人ロードレースで優勝、インカレロードで12位という結果を残しました。
この結果、2位に8点の差をつけて、浦が1位となりました!

ロード・ランキングでの1位は、東京大学自転車部競技班として初となる快挙です!

また、本年度より新設されましたチームロードランキング。こちらは先程の4大会と全日本学生チームロードタイムトライアルの結果により決定されます。
このチームランキングにおきまして、東京大学は5位となりました!

ロードランキング

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スポンサーの皆様、OBの皆様、そのほかいつも当部を応援してくださっている皆様に支えられ、当部員は競技に打ち込むことが出来ております。心より、深く感謝いたします。
どうぞこれからも変わらぬ暖かいご声援、ご支援のほどお願い申し上げます。

文部科学大臣杯第71回全日本大学対抗選手権自転車競技大会

8月27-30日に長野県美鈴湖自転車競技場、また大町市美麻公道特設コースにて行われました、文部科学大臣杯第71回全日本大学対抗選手権自転車競技大会の結果をご報告いたします。

●第2日 トラックレース
*男子ポイントレース(40km)
和泉(農3):DNF(0pt)
トラックリザルト

●第4日 ロードレース
浦(工4):12位
生駒(薬4):DNF
林(工3):DNF
和泉(農3):DNF
秋山(教養2):DNF
金子(教養2):DNF
貫名(教養1):DNF
ロードリザルト

日本学生自転車競技連盟主催、一年の中で最も大きなレースであるインカレ。今年は長野県にて行われました。
4日間にわたって雨が降り、気温が低い中でのレースとなりました。

トラックレースは2日目のポイントレースに和泉が出場。ちょうど雨が止んで、路面が乾いた状態でスタート。和泉は序盤の速いペースの中健闘したものの、あえなく降ろされてしまいました。

ロードレースには7名が出場。雨が降り続けて寒い中でのレースでした。路面がウェットだったためか、一周目のパレード走行中から落車が頻発。しかし東大は全員が巻き込まれずにアクチュアルスタートを切ることができました。
1周目から大人数での逃げが行われ、これを追った集団はペースアップ。2周目には逃げを捕らえますが、再度有力選手が多く乗った逃げができ、追走集団も出ました。集団はこれを容認せず3周目にかけてペースアップ。この落ち着かない展開のなか、2周目中盤に和泉、次いで金子、終盤に秋山と貫名が集団から千切れ、4、5周地点でDNFとなりました。浦、林もこの中でポジションを下げますが、なんとか千切れることなく集団に残りました。生駒は余裕をもってこの周回をのりきりました。
5周目にメンバーを多く残す鹿屋体育大学が入った逃げを出し、追走集団もできたものの、残った選手による抑えが入ることでペースはひとまず落ち着きました。しかし7周目、林の後輪がパンク。ニュートラルカーから機材供給を受けたものの、集団への復帰は叶いませんでした。その後グルペットに入るも落車、降ろされるという結果になってしまいました。
八周目、アタックがかかりペースアップ。ここで生駒は集団から脱落してしまいました。10周目に鹿屋体育大の橋本選手がアタック、11周目に日本大の吉田悠人選手、吉田優樹選手と鹿屋体育大の馬渡選手がブリッジ。この後馬渡選手は遅れ、3人で最後の坂へ突入。吉田悠人選手が優勝となりました。
その後ろではばらばらとアタックがかかりました。浦は7位集団内にとどまり、最後にもがいて12位となりました。

今大会に向け、スポンサーであるbluewychの柿木さまにご指導を頂き、同じくスポンサーの日直商会さまより頂いたボトルを使わせて頂きました。また、今大会では白石OB、大脇OB、相沢OB、宮崎OB、金子OBが大会運営に関わってくださり、小藤OBが選手にご声援を送って下さり、中村洋和OB、水田OB、谷OBが応援に来て下さった上サポートを手伝ってくださいました。柏木OBにはご支援を頂きました。そして試合前にはたくさんのOBの皆様に激励のお言葉を頂きました。心より感謝いたします。皆様本当にありがとうございました!

次回は8月27日から30日にかけて行われますツール・ド・北海道2015に、浦、林、生駒、秋山、貫名の5名が出場いたします。国内では珍しいステージレースであり、2年ぶりに出場権を得ての出場となります。この機会を存分に生かすべく部員一丸となって頑張りますので、ぜひご声援をお願い申し上げます。